情報工学部の5学科
九工大の情報工学部には5つの学科があります。その5学科をざっくりと紹介します。(カッコ内は英略)
 電子情報工学科(cse) 略称:電子,電情
僕がいる学科です。コンピュータを構成するものとして、コンピュータの部品などのハードウェア、それからそれを動かすためのプログラムなどのいわゆるソフトウェアがあります。電子情報工学科ではハードウェアとソフトウェアの両方について深く学び、さらにインターネットなどのコンピュータの通信についても学ぶことで、コンピュータのスペシャリストを目指します。コンピュータのハードウェアについて特に深く学ぶので、電気などをはじめとする物理学の知識が必要になってきます。さらに、大学の物理では微積を多用するので、微積も重要です。
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  知能情報工学科(ai) 略称:知能
こちらの学科はコンピュータの動作の仕組みなどを、ソフトウェア面から詳しく学びます。人工知能やコンピュータグラフィックスなどの講義もあるらしいです。ソフトウェアについて深く学ぶというだけあり、プログラミングの勉強は5学科の中で一番大変です。それから数学も大変だとのこと。
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 機械情報工学科(mse) 略称:機械,機情
工学部といってよく思いつく、ものつくりやその仕組みなどについてと、その作ったものの制御に必要な情報系の勉強とを並行して行う学科です。5学科で唯一CADを学ぶほか、力学を中心とした物理学の知識が必要になってきます。学業的に真面目な人が多く、講義も5学科中で一番大変だとみんな口をそろえて言います。大きな製図板を持ち歩いているので、他の学科の人と容易に見分けが付きます。女子が少ない情報工学部内でも特に女子が少ないです。
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 システム創成情報工学科(ces,sys) 略称:システム,シス創
「情報科学を基盤として、システムを新しく創りだすための勉強をする学科」だそうですけど、よく分かりません。他の4学科がまずC言語から習うのに対して、システムではJavaを習います。取る講義数が少ないことや、他の学科で悲鳴を上げる原因になる実験が少なくて楽なため、ゆとりシステムなどと呼ばれています。しかし、取る単位が少ないということは、それだけ落としたら致命傷になりやすいらしく、留年率では電子とトップ争いをしています。
追記:クオーター化により、3年第1クオーターに必修の講義を詰め込むようにしたため、3年第1クオーターは5学科で最も大変になりました。他にも2年でテストが増えたり、脱ゆとり化を目指しているのかもしれません。
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 生命情報工学科(bio) 略称:生命
物理を中心に使用する他の学科(特に電子・機械)と違い、物理・化学・生物をまんべんなく勉強します。そのため、他の学科では聞き慣れない講義がたくさんあります。女子が少ない九工大にあって、生命だけまるで別の大学みたいに女子が多く、2015年度入学生はついに男女比が1:1になったらしいです。キャンパス内でかわいい女子(特に集団)を見かけたら、ほぼ間違いなくここです。数学や情報系科目などのカリキュラムは他の学科と比べると緩く、留年率は1番低いものの、それでも留年する人は留年するみたいです。生命では実験が大変らしいです。
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