九工大の入試・編入について

九工大の情報工学部の入試制度・高専からの編入学制度について説明しています。


推薦入試

九工大の推薦には、センター試験が要らない推薦入試Iと、センター試験が必要な推薦入試IIとがあります。これは工学部も情報工学部も同じです。推薦IIは募集人数が少なく、僕も情報を全然持っていないので推薦Iの情報を書きます。推薦Iでは電子の場合15人を募集するらしいです。
センター試験を課さない推薦Iでは、11月上旬に出願して11月下旬に受験、12月に合格発表というスケジュールになります。その11月下旬の推薦入試が行われている間が工大祭後の休みになります。
推薦入試では、調査書と面接によって合否が決まります。面接では口頭試問といって、面接官から出された問題を口頭で答える試験があります。情報工学部の場合、推薦入試の出願条件は曖昧で緩く、下の通りです。ちなみに推薦では女子を積極的に取ってるとかいう噂も聞きまして、どこかの学科では女子の半分が推薦ってことがあったらしいです。
情報工学部推薦I出願条件

次の各号に該当する者
1.高等学校(特別支援学校の高等部を含む。)及び中等教育学校並びに文部科学大臣が日本の高等学校の課程と同等の課程を有するものとして認定した在外教育施設の当該課程を卒業した者及び平成28年3月卒業(修了)見込みの者
2.合格した場合、入学することを確約できる者
3.出身学校長が責任を持って推薦する者



一般入試
<入試の科目と配点>

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前期日程
電子では47人とかそれぐらいを募集していたかと思います。センター試験を5教科7科目受験し、2次試験で数学と理科(電子では物理ですが、他学科では化学が選べるとこも)を受けて、センター試験600点+2次試験600点の1200点満点です。年によって変わったりするので無責任なことは言えませんが、例年760-790点/1200点辺りが合格最低点です。2次試験では基礎的なレベルの問題が多く、問題の難易度としてはぶっちゃけ低いです。前期合格者のセンター試験の得点率は多くの人は65-70%程度ですが、たまに8割近い人が居たり、6割無いところから二次力で挽回して受かってる人がいたりもします。前期で九工大を受験する人は、後期は佐賀大学や山口大学などに出願している人が多いみたいです。私立の併願校は芝浦工大や近大や福大など、比較的上位の人で立命館の情報理工に出願する人も居るみたいです。


後期日程
電子では24人ぐらいを募集していたかと思います。後期入試で入ってくる人のほとんどは、前期で九大に落ちた人です。後期入試では、前期入試で受ける科目のうち1科目を選んで受けることになります。九大落ちの友人いわく、「数学で受けたけど満点かもしれないぐらい簡単だった」らしいです。前期は戸畑で受験しますが、後期は飯塚で受験することになります。そのため後期組の人の中には戸畑行ったこと無い人もいるとか。配点はセンター試験600点、2次試験300点で、センター試験は国語・数学・理科の4教科6科目で、国語・数学・理科は圧縮配点になります。後期合格者のセンター試験の得点率は75-80%程度です。私立の併願は関関同立に出願する人が多く、上位の人では東京理科大に出願する人もいるみたいです。


編入
九工大に興味のある人なら高専を聞いたことがあるかと思います。高専は高等専門学校の略で、主に工業系を中心とした中学卒業後に進学する5年制の学校のことです。そこで5年間の課程を終えた人が、九工大の3年に編入するルートがあります。九工大は高専と同じ工業系の学校ということもあり、高専からの編入生を積極的に受け入れており、受け入れ人数は全国の大学の中でも5番くらいと上位です。高専からの編入では推薦入試みたいに口頭試問をしたり(高専で習った専門科目の内容含む)とか、高専で成績優秀な人の場合は調査書と志望理由書みたいなので合否が決まる場合もあるらしい。